21日 3月 2025
こちらのブログでは、海外の事例をゆるく紹介していく予定です。まずは、昨年末のパリでの出来事から。 ==ノートルダム大聖堂Cathédrale Notre-Dame de Paris:多くの支援と知恵を結集して再開== ゴシック建築の代表的な建物として世界遺産(「パリのセーヌ河岸)の構成資産)であり、フランスパリの顔ともいえるノートルダム大聖堂が焼け落ちたのは、2019年4月。尖塔が倒れ、屋根が焼け落ち、に包まれた大聖堂の映像を記憶している人も多いでしょう。ただ、身廊内への延焼は食い止められ、特徴的なバラ窓も3つとも生き残りました。また、寺院内部の文化財や美術品は、消防士により運び出されるなどして焼失を免れ、巨大なパイプオルガンも無事でした。当時、大聖堂では改修工事が行われており、これが原因である可能性が高いと報道されていましたが、結局、明確な原因特定には至っていません。 この悲劇の直後から、まさに、フランスの総力を結集した修復体制が整えられ、マクロン大統領直々に世界的な募金活動が始まります。